Re:PXについて思う事 茶犬 【2009/10/12 12:43:49】
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PXのvol2(安室バージョン)レッスンを何度か経験しました。(DVDをほのさんにお借りして見た後で、イベントで1回、レギュラーレッスンのあるクラブに2週続けて遠征)
PXのレッスンは、「音をかけずに振り付け→音を流して3回練習」が、曲ごとに繰り返されます。楽曲は同じ構成のものが3セット分ノンストップで作られています。1,2セットは歌詞なし、3セット目のみ歌詞入り。10曲程度準備された中には、「ウォームアップのための曲」「クールダウンのための曲」が存在します。1時間のレッスン中に、それらを含んで4〜5曲やるのが普通のようです。4ヶ月かけて順次入れ替えてゆきます。
最初の振り付けでは、ある程度の動きの塊ごとにインストラクターがカウントを取りながら教えます。この段階では曲のどの部分なのかがわからないことが多いので、「何をやっているのかわからない、全然覚えられない」とちょっと頭がパニックになります。
けれど、曲が流れるとそれなりに動きはきちんとはまります(これがJ-POPの強みだと思います)。出来るか出来ないかというのは全く別の問題ですが。
インストラクターに聞いたところ、PXには「分解の概念がない」そうです。エアロビクスのように、足のカウントのみを合わせて→強度を上げるステップに変える、とか、前を向いたまま練習して→慣れてきたら向きを変える、とかはしないってことですね。決められたコリオを「最初からひとつも変えないで覚えてゆく」ものなので、そういう形のレッスンになっているようです。
(私は他のダンス系プレコリオレッスンにも出ていますが、そちらには分解、展開が存在します)
チョイ悪オヤジさんが感じておられることは、私もほぼ同感です。これまでのプレコリオに比べても、特徴があるだけに良いところと悪いところがどちらも目立ちます。
誰でも楽しく出来るようなものではなく、楽しいと思う人にとってはものすごく楽しく、合わない人にとっては「なんじゃこりゃ、意味わからん」になりそうです。
またインストラクターのスキルによって違いが出るのはどのレッスンでも同じですが、PXは特にその差が大きいように思います。最終的なパフォーマンス(ダンス)の部分では能力差はなくても、「振りうつし」(メンバーが動けるようになるにはここが一番重要)の時間がとても短く情報量が多いために、上手く伝えることの出来ないひとやメンバーの様子を瞬時につかめない人に当たると、かなり悲惨なことになると思います。
私は、そもそも「プレコリオとはインストラクターの能力差を限りなく小さくし、スタジオエクササイズの間口を広げるために作られて存在する」と思っていました。誰でも楽しめるオールレベルですし。
けれど、PXに関してだけはその考えが当てはまらないのでは? と思えてしまいます。J-POPの耳になじんだ曲にひかれてエアロやダンスが未経験の人が入ってきても、この難度では続けてゆくのが難しいでしょう。
間口を広げる(裾野人口を増やす)のではなく、「間口を変える」プログラムになるのでは?
現時点ではPXがどこまで続くのか、生き残るプログラムなのか、全く見当がつきません。